ポエム
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遠い日の花火
子供の頃の夏の思い出は

大きな花火が彩っている

おばあちゃん家の屋上から小さく見えた大きな花火

海岸沿いに並んで母とみた天から落ちるような大きな花火

出店に夢中で花火そっちのけで友達と音だけ聞いた花火

バイト先の職員出口からみたさりげない花火

小さい頃はあんなにも夏には花火が咲いたのに

いつからか花火は咲かなくなった

仕事の都合で行けないことも

有料化で買えないことも

帰路の混雑の大変さも

行こうと思えばそこにあるのに

昔よりずっと遠くになった花火

すべての時を止めて世界の終わりみたいに咲き誇る大きな花を

また夜空にいつか見れますように
24/07/23 23:13更新 / かごめ



談話室



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