夢の看板
錆びた潮の匂い
秘密達は橋の下に隠した
夏雨の頬を
笑顔で揺らす

悪さで試した
憎さを笑った
ゆっくり昇ってく
リフトに煙りを燻らせながら

手を取り合ったら酔っ払って
鉄串すら乗り越えちゃうから

潰れた缶からみたいで
掛け替えない僕らの日々

あの車はどうするんだろう？
紡ぐ洗濯物の影
君と引っ付いた額
キスはしない
約束の約束

今日はビールと笑い声
汚い制服や証明やらも焚き火です

友達を全員呼ぶ
トラウマを洗う　
君を祝う
胸が躍る
かき集めた油で

初めて海を見た時
一度も海を見た事ないから

どっかが触れたら
気持ち悪いコートだろう
惚けてた
目眩なんだ
砂にタイヤは埋もれてる

煙草はここで吸うんだ

ロンドンが一番正解なんだ

坂を下って
二、三見返す
僕はいつも
消臭剤の臭い
消臭剤の臭い

良い匂いね

って


僕らは笑って
ラリって
指先が触れるにも
震えてんだ

砂浜の割れた反射板みたく

僕らは狂って
寝転んで
夜と朝の揺らぎをじっと
眺めてる

空にしか船が浮かばぬ町で