一握り逸らしたら
涙粒まま頭の手紙
あの春画の丸みの一筋で
もっと迷い込めたら良いのに
手を嗅いでみて
君だけを温める毛布
新しい陽光の匂い

業の溶接か何かで
マグロと同じ処方箋
あなたが辛い嘘を吐いてる事
私だけは知ってるよ

足枷に恐れず触れてみて
そこに何があるか触れてみて
付箋を並べた小さな期待で
全く小さくなっちゃって

私は世界
私はあなた

泥あぶくが虹シャボンに見える角度
少しだけ濡れて