ポエム
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焦燥癖
ほんとうで君を包む
泣き出しそうな焼却炉

校庭は絶望が煩い

目立つ程の臭いや見栄でもないけど
俺は棺桶の中にいる

毎日はネオンの往復みたい
隠れる事に気違いなんだ

白衣や帳尻の窓辺
机の刻みに流したウイスキー

ピンクの紙飛行機に乗せた誤解とか

こんな焦燥癖の
首根っこのモチベーション

軋んで目尻を引っ掻くのは

こんな焦燥癖の
隣に転がるあの白けた謎の溜め息


君は上手に釣れ曲がるけど
短い鉄橋じゃ振り向く間もないし

腹話術が振動に消えた
痛みで目覚めたらいつもの席だ

知りたいのはその毒性だけで
眠ってる間だけ感じていれるんだろう

いつかまた
漏らすんだろう…

ささくれに引火して


それって私の事?って


家路はだってパズルゲーム
原付の爺さん追い掛けるパトカー


こんな揺らぎ


君の一粒ずつ


一つも正解が見つからない…




こんな焦燥癖の
首根っこのモチベーション

軋んで目尻を引っ掻くのは

こんな虐められっ子の
隣に転がるこの白けた謎の溜め息だ…





23/11/28 23:45更新 / loud daisy



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