ポエム
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肺とピアノ
眠りのしのびでママが来て
夢の様なお話しをした
庭には欠けたアロエの鉢植え
錆びたチェリオの100円自販機

産まれた時から透けていて
頭はいつまでも追い付かない
ごめんねが子守り歌だった
意地悪なんかも露知らず
笑ってみんなを追い駆けてた

天井からばぁ!おはよう
泣きながら朝ご飯を食べてるの?
いっぱい頑張って働いてるね
たまには好きな事だけして良いんだよ

偵察機が飛び去った後でも
太陽はじっと寝そべって
ゲームを始めたら止められない
僕の頭は水族館なんだ

産まれた時はずっと泣いていて
大きな窓はずっと笑っていて
全部が遊び場なんだよ
肺とピアノが蒼天の坂道
僕はバスに乗り込む
23/05/30 13:07更新 / loud daisy



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