心音
この爪の痛みで
街の悲しみを占う様な顔して
斜めの黄昏を背負いながら
黒い車に乗り込む君
反対に歩けば街が剥がれて行く
擦りむいた性のあちこちを撫でながら
どんな顔が正しくて
君を抱き寄せる事が出来るんだろう…
水溜りに腹這いの虫ケラみたいに
もう償いを借り切ってしまったよ
明日一粒が中二階の焚き火で
心音だけを確かめ合ってる
君の走馬灯を眺めてる
そり返る君の背に差し陽が渡る
天使がトンボに跨がりながら
硝子砂利の無邪気さで描く
初めて君を見た時から知ってた
街の悲しみを占う様な顔して
斜めの黄昏を背負いながら
黒い車に乗り込む君
反対に歩けば街が剥がれて行く
擦りむいた性のあちこちを撫でながら
どんな顔が正しくて
君を抱き寄せる事が出来るんだろう…
水溜りに腹這いの虫ケラみたいに
もう償いを借り切ってしまったよ
明日一粒が中二階の焚き火で
心音だけを確かめ合ってる
君の走馬灯を眺めてる
そり返る君の背に差し陽が渡る
天使がトンボに跨がりながら
硝子砂利の無邪気さで描く
初めて君を見た時から知ってた