日向
掴んだその強さと戸惑いが
日焼け跡みたく疼く窓辺では
遠くの世界のラジオが
紙飛行機に流れた
傷みを混ぜたオレンジジュースに
ママのウイスキーを入れた
溜息が季節の薄化粧
あなたの横顔の五線紙
あなたを語るメモが気恥ずかしい
初めてなのに懐かしい
そんなに胸を強張らせないで
意地悪なんて言わないから
霞んだその思い出に
私が悪戯を仕掛けるわ
同じ歌を風に燻らせ
芝生に寝転んで
照り付けて夢と遊ぶ切符が
運んだ踊り場は日向の匂い
孔雀が摘んだ波紋を伝い
あなたに私が零れて行く
目を閉じ歩く見知らぬ線路
フェンスを越えていつも目が覚める
素朴さが傷みを飲み込んだなら
最後の殻を頭に付けて照れ臭そうに
何度でも見つけるから
あなたの頬を抓って見てよ
そして手と手合わせ
眠気が可笑しくて
日焼け跡みたく疼く窓辺では
遠くの世界のラジオが
紙飛行機に流れた
傷みを混ぜたオレンジジュースに
ママのウイスキーを入れた
溜息が季節の薄化粧
あなたの横顔の五線紙
あなたを語るメモが気恥ずかしい
初めてなのに懐かしい
そんなに胸を強張らせないで
意地悪なんて言わないから
霞んだその思い出に
私が悪戯を仕掛けるわ
同じ歌を風に燻らせ
芝生に寝転んで
照り付けて夢と遊ぶ切符が
運んだ踊り場は日向の匂い
孔雀が摘んだ波紋を伝い
あなたに私が零れて行く
目を閉じ歩く見知らぬ線路
フェンスを越えていつも目が覚める
素朴さが傷みを飲み込んだなら
最後の殻を頭に付けて照れ臭そうに
何度でも見つけるから
あなたの頬を抓って見てよ
そして手と手合わせ
眠気が可笑しくて