真っ赤な唇の女王様
寂しいと口にするだけで
遠い街から
私の元へきてくれた
その時の私は口だけで
「愛」すら知らずに当然のことだと
傲慢にも甘えていたんだ
社会を知らない小娘は
貴方が紡ぐ歌で
自由に踊り
真っ赤な唇の女王様を演じる
くるくる回る
くるくる回れ
芳しく香る花の中
くるくる回れ
くるくる回る
次第に狂い出す歌に足がもつれ
イラつき詰る
不協和音になった歌は
ついに止まった
首を傾げる私は
初めて貴方と向かい合いました
ボロボロだったんだね
幸せな恋をしていますか?
愛を与えあえる関係ですか?
笑顔が溢れていますか?
貴方がいる街に初めてきて
思いを馳せ
海がとても綺麗で雲と夕焼けを
抱きました