ピーガガガッ
ピーガガガッ
ピーガガガッ
ガシャ
ピーガガガッ
「年季の入ったおとだねぇ」
「君はどのくらい働いたんだい?」
ガガガッ
ウィーンッ
ピーピーピー
「近頃だと君みたいなのは随分と珍しくなったよ」
「油の匂いも、無骨な見た目も、とんと見なくなった」
「きっと僕も君みたいなのかな」
ガガガッ
ガガガッ
ピーピーピー
「ふふ、同じにするなって?そう怒らないでくれよ」
「でもそうだねぇ。立派な君を見てると、僕なんかと一緒にするのは失礼だったね」
ウィーンッ
ガガガッ
「それじゃあもう行くよ」
「今度いいオイルを持ってこよう。今日はありがとう」
「良い日々を」