ポエム
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群青の空へ
僕らはあれからずっと
この瞬間の「今、ここ」の大切さとか
永遠を
置き去りにして生きてきた

小さな戦隊もののサンダルで
僕は母に駆け寄った
その顔は優しくて
あの頃 何もかもが輝いていた

僕らは永遠を求めて
無限に時間を引き伸ばそうとするけど
それが間違いだなんて
誰も教えてくれなかったね

白く反射する舗道を自転車で走らせる
Tシャツが張り付いて不快だ
水筒の残りは少なく
群青の夏を目指して走らせる

群青の空へ走らせる
20/06/29 18:00更新 / kwanza



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