ポエム
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春の詠
好きとか嫌いとか、
そういうのどうでもよくて、
お前が隣にいるだけでいいって、言ってくれた。
あなたは春みたいな人だと思った。
やさしくてあたたかい。
前世はアゲハチョウだった。
死ぬときまで美しかった。
あなたが笑う、4対3の中で、わたしも生きていたい。
教科書にも土にもチラシにも、夢があった。
クレヨンはいつもおんなじようになくなった。
人とちがうことがわるいことじゃないって、
同じであることもわるくないんだって。
花散る季節。
あなたはわたしの春だった。
20/03/23 11:45更新 / 暮月



談話室



■作者メッセージ
新しい1年が始まる。わたしはまだ、あの頃に置き去りのまま。

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