ポエム
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最高速度、直下
彼氏ができたって、
好きだった女の子に、
えがおで言われてしまえば最後だ。

電車の窓の流れにあわせて、
きみとの想い出が溶けだして
消えていくような気がした。

髪を耳にかける、
たったそれだけの仕草が、
朝焼けよりも
光る海よりも
高価な宝石よりも、美しい。

シャンゼリゼ通りが似合うきみに、
おいしいパンケーキを奢りたい。
18/07/24 18:19更新 / 暮月



談話室



■作者メッセージ
夏が、やってくる前に終わった。簡単に通り越してしまった自転車の、広がる水色のスカートが、なんだか涙みたいだった。

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