黒いペン
太めの黒いペンで君の手の甲にちょんっていたづら。
もーーって君はまたあきれている。
それを見て僕は笑う。
僕の手の甲に冷たい感触。
君はやり返しができて嬉しそうに笑っている。
僕もなんだか嬉しい。
時間が経ち家に帰って手を洗う時に思い出す、そういえばと。
消えていく黒い模様。なんだか切ない。
消したくない。
たった何分かのくだらないやり取りだったけど、僕にとっては幸せだった。
君もこれを洗い流す時、思い出すかな。
ださないよね。あっさり消すよね。
次はどんな手で君を笑わそうかな。
もーーって君はまたあきれている。
それを見て僕は笑う。
僕の手の甲に冷たい感触。
君はやり返しができて嬉しそうに笑っている。
僕もなんだか嬉しい。
時間が経ち家に帰って手を洗う時に思い出す、そういえばと。
消えていく黒い模様。なんだか切ない。
消したくない。
たった何分かのくだらないやり取りだったけど、僕にとっては幸せだった。
君もこれを洗い流す時、思い出すかな。
ださないよね。あっさり消すよね。
次はどんな手で君を笑わそうかな。