境界線に立ったまま
気が付くと見知らぬ場所にいた
殺風景で寂れた其処では、心地よい風が吹いていた
それにしてもいつの間にこんなところに来たのだろう
人は見当たらない 家はある
センチメンタルを呼び起こすその風景は、
どこか思いあたりのあるような気がした
もしかすると私は夢の中にいるのかもしれない
気が付くと100年が経っていたのかもしれない
それとも、私は胡蝶の夢的現象の最中にいるのだろうか?
とにかく、私は見知らぬ場所にいる
帰り方はわかりそうにもないが、取り敢えず歩いている
この土地が、私をそうさせるのだ
何故だか、此処は心地いい
センチメンタルを呼び起こすその風景は
いつの間にか私を乗っ取ってしまったのかもしれない
私は歩いている 大分時間がたったように思うが、
時間の経過は見られない 疲れもない 一切の変化がない
一体ここはどこなのだろうか
そのうち歩いていると、寂びれた駅が見えた
私が目覚めた場所とほぼ同じ風景をたたえて、そこに駅はあった
だが私は、既にこの場所に親しみも覚えてしまった
見ると、駅にいくつか人がいる
彼らもまた、帰るかどうか迷っているのかもしれない
私はそうして、電車の来ては去るのを眺めている
何しろ、僕もこの土地も、何の変化もないのだ
時間は有り余るほどにある
もう少し、考えさせてくれ
それにしてもやはり、此処は一体どこなのだろうか?
殺風景で寂れた其処では、心地よい風が吹いていた
それにしてもいつの間にこんなところに来たのだろう
人は見当たらない 家はある
センチメンタルを呼び起こすその風景は、
どこか思いあたりのあるような気がした
もしかすると私は夢の中にいるのかもしれない
気が付くと100年が経っていたのかもしれない
それとも、私は胡蝶の夢的現象の最中にいるのだろうか?
とにかく、私は見知らぬ場所にいる
帰り方はわかりそうにもないが、取り敢えず歩いている
この土地が、私をそうさせるのだ
何故だか、此処は心地いい
センチメンタルを呼び起こすその風景は
いつの間にか私を乗っ取ってしまったのかもしれない
私は歩いている 大分時間がたったように思うが、
時間の経過は見られない 疲れもない 一切の変化がない
一体ここはどこなのだろうか
そのうち歩いていると、寂びれた駅が見えた
私が目覚めた場所とほぼ同じ風景をたたえて、そこに駅はあった
だが私は、既にこの場所に親しみも覚えてしまった
見ると、駅にいくつか人がいる
彼らもまた、帰るかどうか迷っているのかもしれない
私はそうして、電車の来ては去るのを眺めている
何しろ、僕もこの土地も、何の変化もないのだ
時間は有り余るほどにある
もう少し、考えさせてくれ
それにしてもやはり、此処は一体どこなのだろうか?