日は高いか?
夕暮れ時に懐かしむ
どこか引っかかる思いを胸に
心情を吐露する
赤橙の太陽と、僅かに青い空が在る
独りでいることの心地よさ
何事の汚れからも解き放たれて
ただ自分の汚ればかりが目に入る
揺れる水面も 輝く稲穂も
ここには何にもありはしない
僕の目に映るのは、中途半端な高さのビル群と
疎らに通る車と人々
空が狭い これが僕の景色
このそれぞれが 僕の本当
四角い森に身を任せ
ぐわんぐわんする頭と
ふらふらと頼りない足下
あっという間に日は暮れる
あっという間に日は登る
あっという間の、僕