ポエム
[TOP]
黄昏に旧友を
1,黄昏

空の色が青い 遠くの空は黄色い
まっちろい太陽が空を黄色く染め上げ
まっちろい太陽は遥か彼方に落ちてゆく
どれぐらいの速さで走れば永遠に昼のままで入れるのだろう?
そんな事を考えながら、僕は風に吹かれて

こんな時間が永遠に続けばいいのになぁ
夏は昼が長い 6時を回ってようやく暗くなり
夜になってもなお 僕の半袖を風が吹かす
捨てた故郷の道を急ぐ
夏、到来 何故だか、旧友を思い出す

2,旧友

やあ君、最近どうだい
まあぼちぼちやっているよ
月並な解答だね
月並な質問だからね
所で君に会うのはだいぶん久しぶりだね
会うの自体はそこまで、図書館ですれ違っただろう
そうだったね、一瞬、にやっとしてそのまま行ってしまったが
変わらないな、君/無論だ
積もるものも無いね
あたりきよ、そんなもんさ
寂しかったかい?
寂しかっただろうね。
とにかくそうだね
うん/うん
21/05/07 02:41更新 / kouya hijiri



談話室



■作者メッセージ
窓の外 君の通るを 待ちかねて 夕暮れ時は 直ぐに過行く/自作

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c