短歌九首 俳句一句
窓開けて おお出た出たと おぼろ月 魅入られて目を 離せずにいる
時計なる 幾度止めても 時計なる いい加減にしろ 親父の怒号
修司読み 海に想いを 馳せるかな
蝉が羽 命絞って 掻き鳴らす あと如何程の 命かな
樹上より 芋虫落ちて 地面這う 君もいつかは 蝶になるらん
山茶花が ぼとりぼとりと 落ちにけり 我が顔からも ぽつりと泪
夕暮れの 道を行け行け 子供らよ アハハと笑え 福よ来れよ
真っ直ぐに 振り向かず行く 獣道 彼の後ろに 道は生まれる
―――――――高村光太郎氏
に感化されて
人は言う 奴は鬼印 穀潰し 彼は静かに ペンを動かす
凡庸で それでもと書く 心は何か 独り自分に 問いかける日々
時計なる 幾度止めても 時計なる いい加減にしろ 親父の怒号
修司読み 海に想いを 馳せるかな
蝉が羽 命絞って 掻き鳴らす あと如何程の 命かな
樹上より 芋虫落ちて 地面這う 君もいつかは 蝶になるらん
山茶花が ぼとりぼとりと 落ちにけり 我が顔からも ぽつりと泪
夕暮れの 道を行け行け 子供らよ アハハと笑え 福よ来れよ
真っ直ぐに 振り向かず行く 獣道 彼の後ろに 道は生まれる
―――――――高村光太郎氏
に感化されて
人は言う 奴は鬼印 穀潰し 彼は静かに ペンを動かす
凡庸で それでもと書く 心は何か 独り自分に 問いかける日々