ポエム
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想いと死と僕の詩

恋をしながら死んでいった
彼は一体寂しかろうか
愛を守って死んでいった
あの人は一体幸せだろか

夢を見ながら死んでいった
あの人はきっと悲しかろう
信ずるもので死んでいった
あの子はきっと幸せだろう

僕はどういう風に死ぬ?
涙を流し 顔埋めても
けだし心はしっかと持って
冥途の道を歩きたい

その時はどうか振り向いて
手を振らずとも 微笑まずとも
けれどもどうか振り向いて
そうして君の顔をみたならば
僕は無心の内に微笑して
なんだかすこしかっこつけたように
冥途の道を歩いてゆこう
21/04/20 02:50更新 / kouya hijiri



談話室



■作者メッセージ

すれば私は心地よく、うねうねの暝土の径を昇りゆく。
――――――――――――「盲目の秋」中原中也氏より引用

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