ポエム
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揺れる少女と夢の歌
走る少年は夢を叫び 座る少女は明日を歌う
揺れる僕達は昨日を乞い 願うだけでは叶わぬと知った


明日の君は何をみている 今の僕じゃなにも見えないな
眠るように穏やかに笑う 君を少し妬んでしまったんだ

黄色い花そっと指差した 幼い僕があの日見た世界は
魔法みたいに輝いていて 今の僕じゃやっぱ見えないな


走る少年は夢を叫び 座る少女は明日を歌う
揺れる僕達は昨日を乞い 願うだけでは叶わぬと知った
例え僕が夢を叫び 例え君が明日歌えど
嘆く人々は昨日を乞い 願うことなど無意味だと言った


黒板には暗号みたいな 言葉たちが泳いでいたんだ
馬鹿みたいに追い求めてはさ 僕らいつも何も見えないな

夏の音に水滴をたらし 冬の匂いに震え上がる
今日も僕は周りに流され 「自分」とやら探し求め

立ち止まった少年たちは 落とし物に今さら気づく
声の枯れた少女やっと 歌うことが無益だと知った
例え僕が夢を叫び 例え君が明日歌えど
嘆く人々は昨日を乞い 願うことなど無意味だと言った

走る少年は夢を叫ぶ 座る少女は明日を歌う
例え僕が夢を叫び例え君が明日歌えど
それが僕の在り方ならば 声のかぎり叫び続ける

月が揺れて 鳥が叫び 風が歌い 僕は願う
それが僕の在り方ならば 声のがぎり叫び続ける
18/04/22 20:26更新 / あむ



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■作者メッセージ
特に意味はない

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