ティーカップを置いて
「まるで呪いのようだ」
少年はこぼすように笑った
「悪いのは彼女かい?」
僕が聞けば、かぶりをふる
「そうかもしれないし
実はちがうかもしれない」
僕はふむ、と考える
「つまり、わからないんだね?」
「あなたにわからないのだから」
それもそうかと笑った僕は立ち去る
そして、僕よりいくらか背の高い少年は
再び紅茶をすすり始めた
少年はこぼすように笑った
「悪いのは彼女かい?」
僕が聞けば、かぶりをふる
「そうかもしれないし
実はちがうかもしれない」
僕はふむ、と考える
「つまり、わからないんだね?」
「あなたにわからないのだから」
それもそうかと笑った僕は立ち去る
そして、僕よりいくらか背の高い少年は
再び紅茶をすすり始めた