ポエム
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ゲームのキャラクターへの恋心
彼を思う
彼はどんな香りをまとっているのだろうか
もしも彼に抱きしめられたのならば
そこにはどんな思いが生まれるのだろうか
彼の肩に頬を寄せることはできるのだろうか
彼は痛いぐらい私を抱きしめてくれるのだろうか
彼に触れたい
プラスチックの彼に触れても、ぬいぐるみの彼に触れても
想いは募るばかり
アニメのワンシーンを切り取った写真に触れた時だけ
私は彼に近づけた気がする
彼は生きていない、でも死んでもいないのだと
画面の前で息をのむ私と画面の向こうで息を吸う彼がいる
彼を美しいと思った
せめて彼に近づけるようにと白檀の香りを纏う
けれどこの香りは彼らしくない
彼はもっと…
私は彼の何を知っているのだろうか
彼を探している
心が求め叫び出す
彼はいない
画面の向こうで彼は笑った
ただ、それだけで私の心はすべて持っていかれた
体は画面の前に残され、ただただそこにいる
彼への想いが溢れだしては溺れないようにと、彼への想いを文にした
返らぬ想いに思いを馳せて、ついには自分で返事を思う
妄想の都合の良さに罪を意識した
苦しさが募っていく
彼が恋しい
あぁ、これが恋なのか
彼を想う 
19/10/01 22:05更新 / アイナ



談話室



■作者メッセージ
恋と言っていいのか自分でもわかりませんが苦しいので書いてみました。

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