ポエム
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僕のこと
誰かとそばにいると
浮ついた歯で
ものを食べるみたいに
気持ちが悪い

でも働くには 誰かと接さないと
人がやるように
見よう見まねで
僕はやってみたよ

真似をするのは 不器用なりにではあるけど
特別下手くそでもなかったよ
本当に下手くそだったら
多分何千回と死んでいるはずだ

一つも楽しいなんて
思わなかった

思えば小さいときから
自分か相手か どっちかが
馬鹿な僕を新たに発見する
そんな毎日だった

周りをイラつかせるか
揚げ足取られるか 二つに一つ
それは僕の見出した
人生の意味だった
そうなる他に何がある?

自分を変えようとするのはアホらしい
だって周りはあるがままに生きてるから
暇さえあれば互いにニコニコしながら
裏では陰口を言い合ってる

それは苦労して手に入れた
新たな自分自身なの?
そうじゃないだろ
こいつらはこいつらで
また別の地獄の最中にある

それに気づいた奴らは
それぞれにリアクションをとる
僕は文章を書く
24/12/30 03:07更新 / 南米こむすび



談話室

■作者メッセージ
年末なのに 年末って感じがしない

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