ポエム
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火の鳥




このまま朝が来なくてもいい

灯りの消えた道で車の助手席に座り 

あなたの横顔を眺めていたら

私の世界に火が灯る気がした。


中途半端な恋はしたくないと思っていた

あなたの腕に燃えるように抱かれたとき

私はどうしようもない過去を捨てられた

はじめて 本当の恋をしたと思った。


それでもあなたが私を去るときが来る

私はまたどうしようもない日常に戻っていく

そのときは私の心を葬って欲しい

私はあなたとの思い出を胸に秘め

赤い鳥となって飛びたつだろう



20/05/12 06:25更新 / 毛糸



談話室



■作者メッセージ
今回は女性目線で書いてみました。

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