ポエム
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季節はめぐって






時が経つのも忘れて あなただけを見つめていた季節


愛だけを与え続けていた 太陽も翳る愛を


夏の終わりは 一瞬だった




いつしか枯葉が散る頃になり


人々はどこかへ消えていった


街のあかりが乏しい夜 僕はひとり船に乗る 




やがて来る春を待ちわびながら


最果ての地平線まで来た


沈みゆく日を見ながら 僕は冷たい息を吐く




港のあかりがすべて消えた時


僕はふたたびあなたの後ろ姿を見た


周囲に少しづつ光が灯っていく気がした。




雪が溶けるころ 僕は君の幻を追いかけて もといた地に戻った。
20/05/10 07:03更新 / 毛糸



談話室



■作者メッセージ
季節の詩にするか恋愛詩にするか悲哀詩にするか迷いました。

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