吹きつける北風が　僕の心を突き刺した

激しく身震いをした僕は　その場にうずくまり

もう二度と立ち上がれないような気がした。　　


そんなとき少女の燃える瞳を見た

その吸い込まれそうな赤い眼が僕の心に火をつけた

僕はかつて憧れていた約束の場所へ行ける気がした。


冷めきっていた心が　燃えている　　

一秒ごとに火力を増していく　この心は

吹き荒れる嵐に何度たおれても、

やがて約束の場所に辿り着く　

たどりついた暁にはこの暗い世界にも火が灯るだろう。　　　

僕が出会った少女の瞳のような激しい火が。

■作者メッセージ
久々にかいてみましたりしました。