ポエム
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永遠を夢見て




永遠を夢見て生きていた彼が死んだ。

私はうつむきながらひとり病室を出た。

残された生の中でなにをすべきか。

私に与えられた課題となった。


ベッドに横たわったら泣きたくなった。

永遠などないと言うことを思い知った。

失意が強さに変わることもあると人は言う。

その言葉が私の涙をさらに黒くしていく。


それでも私は永遠を夢見た彼を想って

彼の魂を探す旅に出ることにした。

私はこの想いを、墓まで持っていく。

そして彼の見つけられなかった永遠をこの手で見つけるつもりだ。


20/05/31 06:40更新 / 毛糸



談話室



■作者メッセージ
三日ぶりに書いたら、いまいち。
やはり毎日書くのが良いようです。

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