ポエム
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絶望と希望




希望が増えれば 絶望も増える

そう語った詩人はすでに追放された

かつて希望に沸き返った民も 今では 黒い涙を流している。


砂に覆われたこの国で僕は 君と再会した

届かないと思っていた この想い

僕は僕の希望を手に入れたと思った。


二人で砂の道をすすんでいくと 詩人の墓があった 

墓石を上げると 希望の光があった

その光で この国は癒され 希望が満ち溢れた。


砂の国へ戻る前に 君を失った

君がいないなら人々の希望になんの意味があるだろう・・・。


僕は戻る場所もなく 気づけば砂漠の真ん中にいた

笑いながら 砂の上に横たわり 涙を流した

遠のく意識の中で 僕はこれも絶望だと思った。



20/05/24 12:40更新 / 毛糸



談話室



■作者メッセージ
3年前に書いた作品を大幅に修正しました。

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