つれづれ気まぐれ短歌
箪笥から虫食いのあるセーターが
無かった日々をあやどるからし色
病人のベッドの周り走り抜け
遊びたい猫のおかしみ悲し
日溜まりに猫と戯れホロリとす
窓ガラスに押すお手々のスタンプ
北極の孤独をゆくか砕氷船
おまえの強さ分けておくれよ
包装紙おまえを付ける贈答用
美容液塗る臓腑の心よ
仰ぎ見る尊き我が師の恩ゆえに
恥じては会えぬ望郷の情
水たまり遊ぶ心の童心よ
大海惜しむおとなに負けるな
詩を書き捨て知らぬ間に棄てるものありて
寒さに抱いた肩に降る雪
25/12/23 12:34更新 / 湖湖