ぬばたまの闇に
妾(わらわ)はモノトーンの蝶じゃ
黒き鱗粉を散らして、
しんとした闇の竹林をすり抜け、
世を忍び、
暗き淵にて、
地べたに這いながら、
水を啜るのだ
子供心のケンケンパ、
ヒラリヒラリ・・・、
黒を縫い、
黒に棲む
闇夜、漆黒、灰に泥、
それは冷たき石の上、
さびしい旅に、
ピアノの黒鍵によろめき触れて、
ともすれば、
闇夜に咲いた鬼百合に恋をする
それもまた夢のササクレ
侘びしさを語るな
羽ばたけよと誰かが囁く
妾(わらわ)は黒に棲む者ぞ
ここは夜を司り、
影絵の中に閉じ込められたのだ
やぁ
不遇の闇を焦がす太陽よ
虫眼鏡の照射に
煙れ、
煙らないか?
妾(わらわ)が身よ
燃え上がり、
火の鳥となる、
再び生まれる不死鳥の夢よ
黒き鱗粉を散らして、
しんとした闇の竹林をすり抜け、
世を忍び、
暗き淵にて、
地べたに這いながら、
水を啜るのだ
子供心のケンケンパ、
ヒラリヒラリ・・・、
黒を縫い、
黒に棲む
闇夜、漆黒、灰に泥、
それは冷たき石の上、
さびしい旅に、
ピアノの黒鍵によろめき触れて、
ともすれば、
闇夜に咲いた鬼百合に恋をする
それもまた夢のササクレ
侘びしさを語るな
羽ばたけよと誰かが囁く
妾(わらわ)は黒に棲む者ぞ
ここは夜を司り、
影絵の中に閉じ込められたのだ
やぁ
不遇の闇を焦がす太陽よ
虫眼鏡の照射に
煙れ、
煙らないか?
妾(わらわ)が身よ
燃え上がり、
火の鳥となる、
再び生まれる不死鳥の夢よ
25/11/02 05:02更新 / 湖湖