若い頃はセクハラが酷く苦しかった
友情を期待した男の子達に裏切られ
デク人形のようにPTSDになった
父の母に対する冷遇と不仲は
女として成熟する深刻な障害になった
私は誰にも相談しなかった
母は完璧な良妻賢母だったから
私は母を愛し正義を見ていたゆえの、
袋小路に居たのだ
父を呪い私の青春は暮れた
それでも若者らしく
女としての美に対する理想があった
女優の心で誇りを持ち
所作にも優美を纏い
至らぬ己のままスーツにヒールを合わせ
一人で人生を闘い
長い間、困難を睨み鏡を見つめていた
子供の頃に信じた人生の愛はどこにもなく
私はまるで迷子で
それゆえに私は耐えながら無口で不思議な感じだったろう
雰囲気があるから占い師になれと言われたこともあった
男たちの目線はカナダワシに磨かれる痛みがあった
酷い男を選んで痛い目に会い
企業と闘い、敗れ、発病して社会を去った
闘病生活に安らぎと静けさが訪れた頃
私は人生で一番幸せだった子供時代に心を戻して
日常から女の戦闘モードを捨て去った
あの清流を聴くような光の中で
私はミシンを操り、服のデザインをして
姪っ子双子の洋服を夢のように楽しんだ
あの回復期は骨董を独学し、服を作り、
安らかな孤独で素晴らしかった
布を選ぶ時のワクワク、
子供服の愛に満ちたデザインよ
私はインターネットに耽溺し
ひとつの独創的な花を咲かせた
虫や蝶がたくさん集まった
それはトラブル含みで
病を再発し、疲労し、傷つき、
それでいて精一杯、
恋を心だけで模倣したものだった
私は種を結べるのかそれは分からない
女という稼業はかなり辛い
でも私は女として楽しみ微笑んでみたい