メス猫は火の玉
赤く燃えて
飢え
焦がれ
夜桜は舞い上がり
舞い落ちる

もし、
神に罰されて
離れ離れの月日
高ぶれば
七夕の
織姫と彦星のその後は
八百屋お七みたいになるはず
赤々と熱いはず

でも遠目に
星星は孤独にひんやりと冷たいから
燃えている事を忘れさせる

グラスの氷のように
カラリ、
回転する
あなたの温度を探る心よ