ああ、貴方よ
ああ、貴方よ
きゃしゃな女心を許してよ
無防備な私はまるで
石礫(いしつぶて)も降る
この世界に不釣り合いだから
戦地に落ちたアカンボの
オクルミの危うい白さに似た不安を身に覚えて
ナイーブさを、弱さを手鞠する
ナアンテネ
そんな風にいつもは居られないから
私は自分で自分の肩を抱き
いつもよく怒っている
いつもよく黙っている
彷徨う大人の触られない心よ
鎮魂のお神酒か
悼む儀式か
どうやって祈れというのか?
愛が揺らめく尾の金魚となり
ウインクしては誘っている
その誉れとほろ酔いに私はうっとりして
鏡台にしまった銀の櫛を思い出す
緑のお髪(ぐし)、緑のお髪
エクボの野ウサギの走り
八重歯の魔法よ
熾き火の雨宿り
私はここ、私はここ
誰か、かくれんぼ、みいつけて
きゃしゃな女心を許してよ
無防備な私はまるで
石礫(いしつぶて)も降る
この世界に不釣り合いだから
戦地に落ちたアカンボの
オクルミの危うい白さに似た不安を身に覚えて
ナイーブさを、弱さを手鞠する
ナアンテネ
そんな風にいつもは居られないから
私は自分で自分の肩を抱き
いつもよく怒っている
いつもよく黙っている
彷徨う大人の触られない心よ
鎮魂のお神酒か
悼む儀式か
どうやって祈れというのか?
愛が揺らめく尾の金魚となり
ウインクしては誘っている
その誉れとほろ酔いに私はうっとりして
鏡台にしまった銀の櫛を思い出す
緑のお髪(ぐし)、緑のお髪
エクボの野ウサギの走り
八重歯の魔法よ
熾き火の雨宿り
私はここ、私はここ
誰か、かくれんぼ、みいつけて