いつの日かの
あの頃、紫のパンプスを履いていた
仕事帰りのエスカレーター
風が吹き上がる
私は後ろ手でポニーテールのゴムを振りほどいて
頭をフワッと揺すった
東京駅からの雑踏の流れる夕暮れのプライベートな思念よ
職場の苦しみはちっぽけな人間であることと対峙する
ビールの一杯にホロリと身をほどいて
酒の席だと袖ふれあうも多生の縁
優しく親密になる全くの他人様も多くて
人っていいものだな、なんて思ったよ
夜に散る一見の人情に橋を思っています
仕事帰りのエスカレーター
風が吹き上がる
私は後ろ手でポニーテールのゴムを振りほどいて
頭をフワッと揺すった
東京駅からの雑踏の流れる夕暮れのプライベートな思念よ
職場の苦しみはちっぽけな人間であることと対峙する
ビールの一杯にホロリと身をほどいて
酒の席だと袖ふれあうも多生の縁
優しく親密になる全くの他人様も多くて
人っていいものだな、なんて思ったよ
夜に散る一見の人情に橋を思っています