年末大掃除
階段を掃いて
草むしりをして
ゴミ出しをして
水ぶきをして
年末大掃除をしてきた
スーパーもレストランも大混雑して
そろそろ年の瀬の買い物だろうか
うちはマンションだから飾らないけど
門松って素敵だね
地域の皆さんにご挨拶をして
襟を正してえへん、として
祝いと身だしなみと新年の心、新た
お正月はしーんとして時間が止まったみたい
冬の光が静けさの中でキラキラしてまどろみ
あの清新さはたまらなく好きだ
新しい年の息吹に赤子のような時が生まれる
さあ、ぞくぞくして
子供の頃は年始の川崎大師様にお参りして
着物姿の綺麗な人たちを眺め
緋色の柱から
お賽銭箱に投げられた
きっぷのいい万札に驚いた
香具師の犇めく屋台をひっかけ
鮎の塩焼きや
綿菓子や射的が大好きだった
林檎飴をなかなか買ってもらえず憧れた
あのピカピカ光る赤よ
沼にたくさんの亀が日向ぼっこしていた
時の波が記憶となって押し寄せる
そんな十二単衣を心に羽織れば
記憶は天女の羽衣かもしれないね
布地に玉留されるのは愛の回顧ばかり
さて、おせちはどうしようか