子供時代は少年のような少女で
少年から信頼が厚いことが誉れだった
憧れた男らしさよ
植村直己やロバート・キャパのように
勇敢で夢みる瞳を燃やして
そんな少女の夢だった
中二病と呼ぶか、男と女、等という漢字や
雰囲気でも実は泡を喰ってしまう恥ずかしさがある
ソワソワと落ち着かずわざと男っぽく下品にして
台無しにしてしまいたいような
女でいることの苦手気分
理想は自立したキャリア・ウーマンだったはずが
主婦願望や守ってくれる王子様を想像して
自分の幼稚さに困惑する
大人の階段上る君はまだシンデレラさ
なんて賞味期限の切れた歌に
胸がいたい
私は少女趣味で魔女っけのある
病弱な猫おばさん
されど自分を背負って生きなきゃね
私は自分を愛しているから
問題はあなたが私を愛するかなのよ