月が自分だけでは輝けないように
人も自分ひとりでは輝けないのだろう

誰かの支えがあってこそ
置かれた場所で輝いている


きっと
きっとね
それを忘れないようにと
月は光で囁いている

人はすぐに有り難さを
当たり前にしてしまうから


ひとりで生きてきたんじゃない
ひとりで生きていくんじゃない
お陰様がいつもそこにある


今夜も月は

やわらかに

人の心に

囁きつづける

■作者メッセージ
読んでくださりありがとうございました。