ポエム
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blues
あたしの教室 ひとつ上の階には
南京錠で封じられたブルーがあるの
先生も成績も青春も
ここまで追って来れないでしょう
紫外線を浴びながら早弁した
弁当箱包んでいたブルーギンガム
睨んだ先に先輩がいる いつも
無防備な笑顔を振り撒いて
無駄になる恋がまた産まれた音が聞こえた
無法地帯って響きがいい
生きてるってそういうことであるはずだから
堅苦しい制服 シワを伸ばして「よい子」になる
毎日毎日はじまりは「ハローエブリワン」
それはあたしが休んでも同じ


美術室と貴方のお道具箱にある絵具
すべて投じてもあのブルーに敵わない
親も彼氏も友達も
1番じゃないと抱きしめてくれない
紫外線でじりじり傷が痛む
ブルーギンガムはあたしだけの心模様
睨んだ先に先輩がいる いつも
無防備な笑顔を振り撒いて
無駄になった恋がまた壊れる音が聞こえた
無理やり言葉を繋げても
やっぱりおかしくなってしまうだけだから
堅苦しい制服 シワを伸ばして「よい子」になる
毎日毎日はじまりは貴方のことばかりで
ここのブルーはすべて貴方

先輩の色です
24/01/22 23:44更新 / きざみ



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