ポエム
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夜の戯言
孤独を待てなくて
地下鉄までのエスカレーター駆け下りた
踵の靴擦れ
指のささくれ
君の不幸はそんなもの
食べれないこと
眠れないこと
自己管理のせいだって
本気で怒れるくらい
君は幸せ者
ここで終わりだって何度も思った
でも終われなかっただけ
こうしてここで笑ってんのは終われなかっただけだよ
選べる自由がほしかった
時間もお金もなーんもなかった
今日はコンビニのアイスで幸福を騙して
明日は大森靖子に感情に名前 付けてもらって
でもやっぱり
私は私でしかなくて
いつだって肝心なところで勝てないね
ただれた悲しみ憎悪を鞄に押し込んで
朝のエスカレーターで自動的に次々と天に召されていく
天使になんかなれるわけない
23/08/06 22:39更新 / きざみ



談話室



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