背中
風薫る春の陽射しに
すこし眩しさが混ざって
私の机の上にあなたの影がおちる
ふたり乗りした自転車
着崩した制服におでこをつけて
そっと呟いた秘密の詞
風に消えてなくなった
さよなら 手を振るあなたと
切なさが瞳を潤す
すこしだけ名残惜しそうな背中は
あの日より広く感じた
すこし眩しさが混ざって
私の机の上にあなたの影がおちる
ふたり乗りした自転車
着崩した制服におでこをつけて
そっと呟いた秘密の詞
風に消えてなくなった
さよなら 手を振るあなたと
切なさが瞳を潤す
すこしだけ名残惜しそうな背中は
あの日より広く感じた