ポエム
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生ける華

遠ざかる背に かける言葉を失っていた

私とみんなの期待と

何も知らない無垢な瞳に押されて

あなたは行ってしまった

戦場へと




無知な私でも知っている

そこが 血が舞う場所だと

命が一刺しで飛ぶような

吐き気のするほど これでもかというほど

現実のある場所だと知っている




おいかけようか おいかけまいか迷っている

あなたの目と 私の未来を天秤にかけ

決められない

私はこの程度の人間なのかと思った

あなたの悲しい背と目を忘れられない




今日も空が白んできた 雲の向こうに太陽がのぞいた

それで 私は 私の月のために そうする事を その時に決めた

これだけは変わることのないようにと 祈りながら









19/01/19 09:14更新 / きつね



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