火
そしてわたしは目を閉じる
雲ひとつない黄昏に溺れていく
こんなにも怖くない夜の前に立って
その一日を振り返る
かつて不条理に続く夜は明け
眩しさにまばたきをひとつ
枷を破り捨て歩む道中
無数の交差点で響き合って
探し物を探すことが
骨と皮膚を補うことが
足元の鳥に頷くことが
決意の別れを歌うことが
すべての選択
すべての結果が
すべてを抱いて眠るこのしあわせに
つながったというのなら
何ひとつ過ちなどなかった
何ひとつ無為などなかった
それこそが
あの日から探し続けて
沈みゆく今 ようやく見つけた
何よりも確かな
たくさんの探し物
征こう
帰りを待つあの人のもとへ
雲ひとつない黄昏に溺れていく
こんなにも怖くない夜の前に立って
その一日を振り返る
かつて不条理に続く夜は明け
眩しさにまばたきをひとつ
枷を破り捨て歩む道中
無数の交差点で響き合って
探し物を探すことが
骨と皮膚を補うことが
足元の鳥に頷くことが
決意の別れを歌うことが
すべての選択
すべての結果が
すべてを抱いて眠るこのしあわせに
つながったというのなら
何ひとつ過ちなどなかった
何ひとつ無為などなかった
それこそが
あの日から探し続けて
沈みゆく今 ようやく見つけた
何よりも確かな
たくさんの探し物
征こう
帰りを待つあの人のもとへ