次に何が起こるか
あるとき突然に
窓という窓から
閃光と爆風
バスルームに隠れろ
隙間を塞げ
水風呂に潜れ
それで即死が免れるなら
都心で暮している恐怖は
ミサイルの標的は皇居にあり
ぼくらは逃げられない
ラーメン屋で麺を啜っていたとき
テレビの臨時ニュースで
戦争勃発の映像が流れているのに
多くの客は無関心よそおい
餃子を喰い汁を啜る
年明けて地獄の門も開いたか
次に何が
起ころうが
みんないまいまの腹を満たすこと
買い物やゲームに忙しい
近未来のことは考えない
瞬時にみんなして消滅するのなら
杞憂は杞憂のままがいい