君のいない部屋に
体が芯から冷える初詣のバイトから
帰るとすれ違いに君が今度は夜勤の
バイトでいないなんて
顔を合わせない松の内
温かいお汁粉を作ろうと思っていたら
台所の鍋にもう小豆が煮てある
テーブルの置き手紙には
明日の朝方帰ります
晩御飯のおかずは冷蔵庫
お汁粉も作ったから温まって
どうしてか思うところは同じ
いつもどんぴしゃり
すれ違いでも一心同体なんだか
ここのところ君のいない部屋で
夜一人テレビのくだらない
正月番組で笑う
こんなヘンテコな年明け
たまにシングルを味わうのも
悪くはないな