ポエム
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錨と蝶
秋の蝶がアスファルト上の白線と
黒い路面の熱の上を飛んでいる

錨と有無の相補関係
量子の中心線

途絶えていた毛細血管は蝶の飛ぶ早さで
内側を満たそうとしている

生と死のグラデーション
四季の遷移

双人ともが探している
左と右の手が繋がれるまで
錨を降ろし続けている
24/10/14 16:02更新 / kirima



談話室



■作者メッセージ
一ヶ月でここまでこれたのはよかったです。前回の詩は、私でないある人にと書いていたのですが、誤解されてしまったなと思っています。幅がありすぎてもなぁ、という、気持ちです。

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