指読
開いた本のページに浮かぶ文字の指ざわりを
つと指紋に揺らし 景を浮かべて連ねていく
象形された像がレンズを結び
分けられた頁は一枚の道となり
色彩(いろとりどり)の物語が開いてゆく
柔らかな電球色の灯りの元で
明日と今日との橋渡し 緩やかな時間が
一日のいちにちを忘れえぬように
ここ時を留めて 調えて
鼓動と時を合わせている
つと指紋に揺らし 景を浮かべて連ねていく
象形された像がレンズを結び
分けられた頁は一枚の道となり
色彩(いろとりどり)の物語が開いてゆく
柔らかな電球色の灯りの元で
明日と今日との橋渡し 緩やかな時間が
一日のいちにちを忘れえぬように
ここ時を留めて 調えて
鼓動と時を合わせている