夜の一コマ
夜、スーパーに自転車で買い物にでかけて
横断歩道で止まっている時に
どこかの政党が作ったまま放置されていた選挙の看板の下
蜘蛛が巣を作っていたのをふっと見つけて
こんばんわ
と心の中で声掛けをした後に、前に向き直ってしばらくすると
信号が青になったので歩道を渡って その後は
別のことを考えながら自宅へと自転車を走らせた
蜘蛛は看板のことを知らないし
政党も蜘蛛のために看板を用意したわけでもない
ただ私は偶然の織りなした蜘蛛と看板の舞台に
ちょっとした役でなにげなく参加できたということに
特別何かを感じるわけでもなく、よかったじゃん
と自分を褒めたのだった-幕-
横断歩道で止まっている時に
どこかの政党が作ったまま放置されていた選挙の看板の下
蜘蛛が巣を作っていたのをふっと見つけて
こんばんわ
と心の中で声掛けをした後に、前に向き直ってしばらくすると
信号が青になったので歩道を渡って その後は
別のことを考えながら自宅へと自転車を走らせた
蜘蛛は看板のことを知らないし
政党も蜘蛛のために看板を用意したわけでもない
ただ私は偶然の織りなした蜘蛛と看板の舞台に
ちょっとした役でなにげなく参加できたということに
特別何かを感じるわけでもなく、よかったじゃん
と自分を褒めたのだった-幕-