四季の記憶
まだ夏の熱の残る秋の暖かな日差しに
道すがらの稲穂が遠くまで揺れている
雲の肩に乗って吹き抜けていく
季節の風の 低いゆらぎの弦の音は
緩やかに
穏やかに
今も空を飛んでいるとんぼたちの足並みをなだめて
ふうと気流に乗せて 成層圏へ運んでゆく
満たされていく胸の奥と
今へ続いて手渡される四季の記憶
ありがとう、受け取りました
と、ひさしぶりの目礼をして そうして目を開いてから
いつもの日常に戻ってゆく
忙しい世界に休息を
と想いながら
道すがらの稲穂が遠くまで揺れている
雲の肩に乗って吹き抜けていく
季節の風の 低いゆらぎの弦の音は
緩やかに
穏やかに
今も空を飛んでいるとんぼたちの足並みをなだめて
ふうと気流に乗せて 成層圏へ運んでゆく
満たされていく胸の奥と
今へ続いて手渡される四季の記憶
ありがとう、受け取りました
と、ひさしぶりの目礼をして そうして目を開いてから
いつもの日常に戻ってゆく
忙しい世界に休息を
と想いながら