朝早くから流れてる

聞き覚えのある声の

大嫌いなうた

寝ぼけたまま

おぼつかない足取りで

苦い果実を蹴り飛ばす



生きるか死ぬかなんて

くだらない話さ

今日を生きる

明日のために

六畳一間の管理社会で

感情的になる日々



群れからはぐれた鳥は

一人孤独の坊やを見つめ

ケラケラと嘲笑ってる

ホラ吹きなくちばしで

だけどここは小さな世界

外見主義の哀れな闇

迷ってなんぼよお嬢さん



列車はいつも

野菜の詰め合わせ

甘いも苦いも辛いも一緒

できるのはいつも

淀んだ具だくさんスープ

一人飲み干す

いつもの部屋で

だけどここは大きな世界

気にするだけ大損さ