蜃気楼
夏の放射線を風よ切れ
乙女の待つ浜辺に夏よ急げ
眩しい日差し
不埒な木漏れ日
今にもふらつきそうなほど
暑い夢を見る日々を
どれほど待ったんだろう
夏の影はすぐそこに
入道雲をかき分けて
地平線さえ歪むほど
いや、歪ませたいぐらいに
惑わす夏のひぐらしは
生まれる季節が来るのを待つ
道程に佇む二つの河川敷に
昼夜を問わず人の群れ
天の空に咲く大きな花に
浴衣を着た夏の乙女は
無防備なうなじを見せつける
汗の一滴さえ甘いほど
いなせな心の奥底で
胸の鼓動はせかせかしてる
孤独を演じて涙を流せ
夏に似合う花は
好きだと信じた人だけだから
乙女の待つ浜辺に夏よ急げ
眩しい日差し
不埒な木漏れ日
今にもふらつきそうなほど
暑い夢を見る日々を
どれほど待ったんだろう
夏の影はすぐそこに
入道雲をかき分けて
地平線さえ歪むほど
いや、歪ませたいぐらいに
惑わす夏のひぐらしは
生まれる季節が来るのを待つ
道程に佇む二つの河川敷に
昼夜を問わず人の群れ
天の空に咲く大きな花に
浴衣を着た夏の乙女は
無防備なうなじを見せつける
汗の一滴さえ甘いほど
いなせな心の奥底で
胸の鼓動はせかせかしてる
孤独を演じて涙を流せ
夏に似合う花は
好きだと信じた人だけだから