三千世界
誠の心も夢となり
大和の野辺に朽ちぬとも
維新を告げる鐘の音は
文明開化の音がする
酒だ女だ金だ地位だに
飲まれてしまった漢でも
和泉の刀に飲まれぬように
虎徹の刀に飲まれぬように
血肉踊る夢を見る
歳の男も愛する女が
今日も平和を願ってる
祭の後の夜這いに会って
歳を愛してしまったが如く
帰りを待っている情けなさ
闇に飲まれた男から
再び愛を奪いたい
大御所さまのお墓には
裏切り者の飾りだけ
野辺に朽ちた鶴と亀
埋まっているのは見ると金
世に憚る汝でさえも
奪えぬ宝の山と川
三千世界の行方さえ
守れなかったわけじゃない
表と裏がない世界
文武両道のある世界
誓ったものはどこか遠くへ
今すぐそちらへ向かうぞな
沖へと続く田子の浦
二つの希望を抱えては
病に倒れたその姿
三千世界の行方かな
勝つがごとし
負けるは虚し
膝から崩れて消えたもう
土着の魂は今宵の今も
留まり続ける運命なら
いと悲しゅうていたり
身を持たぬ者になっても
この世を見守っているなら
どこぞの狸よりも偉大で
尊い者になったであろう
尊皇譲士のなる鐘は
幾多の世に鳴り響き
運命さえも歌ってる
振るわぬ太刀であったなら
世に名を馳せはしなかった
三千世界の夢は今
この世を生きる者全てに
授けられたり運命なり
大和の野辺に朽ちぬとも
維新を告げる鐘の音は
文明開化の音がする
酒だ女だ金だ地位だに
飲まれてしまった漢でも
和泉の刀に飲まれぬように
虎徹の刀に飲まれぬように
血肉踊る夢を見る
歳の男も愛する女が
今日も平和を願ってる
祭の後の夜這いに会って
歳を愛してしまったが如く
帰りを待っている情けなさ
闇に飲まれた男から
再び愛を奪いたい
大御所さまのお墓には
裏切り者の飾りだけ
野辺に朽ちた鶴と亀
埋まっているのは見ると金
世に憚る汝でさえも
奪えぬ宝の山と川
三千世界の行方さえ
守れなかったわけじゃない
表と裏がない世界
文武両道のある世界
誓ったものはどこか遠くへ
今すぐそちらへ向かうぞな
沖へと続く田子の浦
二つの希望を抱えては
病に倒れたその姿
三千世界の行方かな
勝つがごとし
負けるは虚し
膝から崩れて消えたもう
土着の魂は今宵の今も
留まり続ける運命なら
いと悲しゅうていたり
身を持たぬ者になっても
この世を見守っているなら
どこぞの狸よりも偉大で
尊い者になったであろう
尊皇譲士のなる鐘は
幾多の世に鳴り響き
運命さえも歌ってる
振るわぬ太刀であったなら
世に名を馳せはしなかった
三千世界の夢は今
この世を生きる者全てに
授けられたり運命なり